今朝、Twitterで発信したのだが、ブログで少し色をつけたい。
これまで安倍晋三と官邸と自民党を見てきて、どうもしっくりとせず腑に落ちないことばかりだったのである。国会議事堂前や官邸前に行ってデモをしていて、「俺は一体、何と対峙し、何と闘っているのか……」とぼんやりと思うことが度々あった。眼の前にいるはずの敵の姿をつかんでいるようで、何か形があってなく、どうとでも姿形を変えられるブヨブヨとした薄気味悪いものに触れているのではないか、と思えてならなかったのである。そして、得体が知れない不気味なものだから、闘っているはずが、一向に敵にダメージを与えられないのはないか、と感じ始めていたのだ。
今朝になって、直観がやってきて、疑問が晴れたのである。
安倍晋三は民主主義国家である日本の根幹を破壊する、財務省の決裁文書の改竄と、厚労省のデータ捏造が発覚し、それが安倍晋三と官邸の主導であることが濃厚になっても、責任をとって内閣総辞職をする気がないのだ。
この理由をわたしは、安倍晋三が幼少期から磨き上げてきた、嘘と詭弁と言い訳が人格とまでなってしまったからだと理解していたのである。この理解は間違いではないだろう。が、こうした理解だけでは、安倍晋三と安倍政治と対峙し、安倍晋三と安倍政治を打倒しようとするときに、根本的な誤りを犯すことになると、今朝やってきた直観が教えてくれたのである。
2014年、年の暮れの総選挙の最終日に京都で演説した、不破哲三の言葉を胸に刻み込んできたつもりが、いつのまにか隅に押しやってしまっていたのだろう。この不破哲三の演説は、ブログに書いている。
不破哲三は自民党は極右勢力に乗っ取られ、看板だけは自民党であるが、その実体は従来の自民党ではなく、自民党とは別人格の極右政党だと演説したのだ。
わたしたちは、無意識に、戦後に誕生した自民党として、眼の前の自民党を見てしまいがちになるが、クーデターによって自民党の中枢部を乗っ取った極右勢力が、安倍晋三を神輿に担ぎ、徐々に自民党を極右勢力の政党へと改竄し続け、まったく別人格の自民党を捏造していたのだ。
極右勢力とはカルト勢力である日本会議だ。
自民党はいつの間にかカルト勢力である日本会議に乗っ取られていたのである。
カルトであるから、国民が生きている世界とは別の世界を生きていることになる。オウム真理教を考えれば判るはずだ。オウム真理教には独自の世界を形成し、その世界で生きるとは、オウム真理教の教えに絶対的に帰依し、オウム真理教の世界の法体系と価値観と世界観を生きることになるのであり、オウム真理教の世界の善と悪を生きることになるのである。
したがって、国民が生きている世界と違うのだから、国民の常識は非常識になり、国民が普通に身につけている倫理観と善悪の基準が当てはまらないことになる。
この前提がなく、安倍晋三と官邸と自民党をみると判断を見誤ることになるだろう。つまり、安倍晋三と安倍政治の打倒のための戦術と戦略を見誤ることになるのだ。
日本会議というカルト勢力は、自民党を乗っ取り、日本会議が神輿に担ぐ安倍晋三が政権を握っている。日本会議の自民党の乗っ取りとはクーデターのようなものであろう。
当然に日本会議は自民党を乗っ取るだけで終わるはずはない。
クーデターによって日本を乗っ取り、これまでの日本の国と社会のあり方を根底から破壊し、日本会議というカルト勢力の思い描く世界を日本国民に生きることを強いるつもりなのである。
今朝の一連のツイートを以下に引用したい。
安倍政権以前なら、財務省の決裁文書の改竄が発覚すれば、自民党は蜂の巣をつついた騒ぎになり、政権は瞬時に吹っ飛んでいた。大臣の不祥事が内閣総辞職に繋ったりもした。が、今の自民党は違う。「日本会議」党なのだ。カルトだから別世界を生き、従来の常識、倫理、法体系を破壊する! 日本破壊集団
安倍晋三と日本会議に乗っ取られた看板だけの「自民党」は、日本という国を破壊して、日本会議というおぞましいカルトの世界に日本を改竄しようとしているから、民主主義日本の根幹を破壊する。財務省の決裁文書の改竄、厚労省のデータ捏造、憲法改悪、教育への介入等々。日本破壊の道程での事件発覚!
市民連合と野党は、安倍晋三と官邸、そして自民党を、戦後日本の憲政史の文脈の中で見るべきではない。それでは戦略と戦術を見誤る。我々が対峙しているのは、カルトの世界を生きる「日本会議」であり、倫理観も価値観も違う異常なカルト集団だ。日本を乗っ取り、日本破壊を企てる集団との闘いなのだ!
以上であるが、わたしは市民と野党は、戦術と戦略を練り直す必要性を痛感している。
少なくとも、国民に訴えなければならないのは、自民党はクーデターで乗っ取られた日本会議というカルト勢力の党であって、以前の自民党ではないこと、そして次の段階として日本という国家を乗っ取り、日本会議というカルトの世界を生きることを国民に強いるために、現在進行形で日本を破壊し続けているというおぞましい事実である。
オウム真理教がしようとした日本破壊の類推で、安倍晋三と官邸と自民党とをみるべきだ、と国民に訴えるべきだろう。
日本会議というカルトの世界へと日本を改竄していく過程で発覚したのが、財務省の決裁文書の改竄であり、厚労省のデータ捏造である。
そして、前川氏の講演への弾圧という形で表出した教育への介入である。
日本会議というカルトの世界の価値観と善悪の基準と教えを子供たちの頭に植え付けるためである。日本のカルト勢力である日本会議への改竄の過程では、教育こそ重要な要素なのだ。子供を洗脳教育するためである。
教育勅語を幼稚園児に暗唱させ、唱和させる森友学園に安倍晋三と日本会議が加担した理由はここにある。籠池氏は日本会議の関西地区における重要人物でもある。
嘘と詭弁と言い訳が人格となり、倫理観と羞恥心と人としての情がなく、保身と自己正当化のためなら人の命など省みない冷酷非道な安倍晋三こそ、戦後の日本のあり方を徹底的に破壊し、日本を乗っ取り、日本会議が夢見るおぞましいカルトの世界を体現した国家を作ろうとする野望を実現するにはうってつけなのである。その上、安倍晋三は祖父の岸信介を絶対的に崇拝し、その点でも戦後の日本の破壊を徹底的に推し進め、その先に日本会議の思い描くカルト国家へと変貌を遂げる「革命」を成就するには、この上ない男なのである。
日本会議とはオウム真理教と変わらないのだ。
違いはオウム真理教がカルト世界を隠そうとせずに、そのカルト世界を日本に作るために、軍隊組織までもって国家権力に立ち向かったのに対し、日本会議というカルト勢力は、我が身を巧妙に隠して、先ずは政権与党である自民党へと侵入し、そして乗っ取り、次なるステージとして安倍晋三を総理として担ぎ、安倍晋三の周辺に日本会議の権謀術数にたけた策略家を配し、公安組織を巧みに利用して、政権運営をしながら、日本会議のカルト国家に日本を変えるべく、日夜、日本破壊を断行しているのである。
だから、どんなことがあろうと、政権を絶対的に死守するのだ。そのために自民党は捨て身になっているのである。何故ならば、自民党は日本会議に乗っ取られてしまったからだ。
朝日新聞のジャーナリズムとしての凜とした矜持と使命感と覚悟の決起がなかったなら、日本はおぞましいカルト国家へと転げ落ちていただろう。
安倍晋三が口にする「革命」とは、日本会議が夢見る醜悪なカルト世界へと日本を変えることなのである。
市民と野党は、この現実を国民に知らせるべきだろう。
マスメディアも同様である。思想の違いや、立ち位置の違いや、利害の違いを乗り越えて、眼の前のおぞましいカルト勢力を日本から一掃すべきだ。そうでなければ、日本に未来はない。
本質的には日本会議はオウム真理教と変わらないのではないか。
日本会議の戦略と戦術は、オウム真理教の比ではないから、より危険なのである。ある日知らないうちに、日本は破壊され、日本会議というおぞましいカルトの世界を国民は生きさせられるのである。そして、戦争への破滅の道を鉄鎖を引きずりながら歩かされるのだ。
※Kindle版電子書籍は、スマホとPCでも無料アプリで読めます