「北林あずみ」のblog

 わたしは小説を書いております。  拙いながら思索の旅を続けてきました。その旅路の先に辿り着いたのが「里山主義」という思想でした。わたしは文学とは思想と切り離せないとものと考えておりますので、わたしが目指す文学とはこの「里山主義」を色濃く反映させたものです。ですから、わたしの目指す文学を『里山主義文学』と名付けました。  しかし、思想的なものが反映されているからといって、小難しい言葉を羅列して悦に入るような小説は目指してはおりません。また、高尚な芸術とやらを目指す文学ではありません。平易な言葉で、読者を小説世界へと引き摺り込んで、読者の魂を激しく揺さ振りたいのです。魂を揺さ振るとしたら、それは言葉ではなく、言葉を超えたものに触れることで可能となると思っています。  わたしの描く小説世界は当然に言葉によって創り上げたものです。が、その小説世界を彷徨い歩くことで、読者自身の心が言葉を超えて熱く滾るものと激しく共鳴するような世界を創り上げていこうと考えております。その言葉を超えて熱く滾るものを思想と呼んでいます。  文学における思想とは、哲学書や思想書とは違い、言葉の意味を超えた感覚の中に息づいているのだと信じています。読者を小説世界に引き摺り込むには、面白くなければならないでしょう。だからといって、表現が疎かになっては小説である意味がないと思います。表現は小説世界を限りなく拡げ、読者の想像をかき立て、そして読者の感覚を開放するものであり、小説世界そのものが瑞々しく呼吸をしながら生きることなのだと思っております。ですから、わたしの文学には純文学とエンタメの境界線など存在しません。  自然が好きです。動植物はもちろんですが、縦走が主体の登山をしておりました。その関係からか、安曇野をこよなく愛しております。また日本の伝統的な文化を愛しております。  わたしの夢は、地域社会の風土に根差した伝統と文化を受け継ぎ、子孫へと橋渡しをされている方々と、わたしの書いた小説とが結びつくことです。その模索をしていくつもりです。 電子書籍で出版しております。URLは下記のとおりです。 http://www.amazon.co.jp/Kindle%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A2/s?ie=UTF8&field-author=%E5%8C%97%E6%9E%97%E3%81%82%E3%81%9A%E3%81%BF&page=1&rh=n%3A2250738051%2Cp_27%3A%E5%8C%97%E6%9E%97%E3%81%82%E3%81%9A%E3%81%BF

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